定規となるもの
前回につづきクリートの話題。
フィッティングがすっかり定着した感のある今日このごろ。
フィッティング大手はやれ大がかりなマシーンだ、モーションキャプチャーだと定量的なことをアピールしているのに、クリート位置調整にあれ系の最新デバイスを使った動画は出てこない気がする。ポジションに反して、クリートはフィッターの感覚による定性的な調整なんだろうか?
そんなわけで、市場に出回っているクリート位置調整デバイスを探す旅に出た。もちろんネット上の旅だけど。
まずは国内で入手できそうなものから。ビチサポート(カワシマサイクルサプライ扱い)。2種類出してる。BS110 CLEATS POSITIONEDはこんな感じ。
ペダルにはめてしまうと、クリート位置を直接調整できないんだよね・・・
おそらくそれを受けて開発されたんでしょう、BS111 PEDAL CLEARS TOOLはクリートを直接調整できるようになっている。そこ大事。
けど、靴を基準点にするのはどうなんだろう?
もっと精度が出そうかな?というのがERGONのTP1シリーズ(マルイ扱い)。これなら直感的に位置調整ができる。リーズナブルなプライスも素敵。これは個人で持っておいて損はない。
でも、タイムのペダル用がラインナップに無いんです・・・私はだんぜんタイム推しなのに、残念。
ここからはgoogle先生の検索による、世界の情報。あぁ、こういう情報が簡単に手に入るなんて、なんて便利な時代なんでしょ!
シマノは専用のツールを出していたみたいだけど、今は販売されていないのかな?販売店用のオンライン在庫表には出てなかった。それに、シマノしか使えないならNGだわ。きっと良いお値段するとおもうので、どんなクリートにも使えないと投資できない。汎用製大事。
国内で販売しているかどうかはわからないけれど、セライタリアもクリート調整専用品を出しているみたい。レーザーも使って、なかなか高精度っぽそう。ちゃんとペダル軸がクリート位置に反映できるのも好印象。
他にもモーションキャプチャーを利用したこんなのとか。
これは古いクリートから新しいクリートへ移行させるのに使うらしい。ポジション調整には使えるのかどうかわからない。
BikeRadarにはこんなツールをプロが使ってるって出てた。ビチサポートの現場仕様って感じ。
こんなのもあった。
bikefitting.comは、こんな感じ。
お、これは私のイメージする世界に近い。やっと足基準。bikefittingはシマノが買収したシステムだから、シマノのバイクフィッティングシステムなら、これが導入されていのだろうか?でも、あのどでかい装置を導入する予算はないです。
クリート位置調整デバイス・探索の旅は続く・・・