どこでも漕ぐ人
新たな出会い
この数年で様々な分野のアウトドア・プロガイドの方々と仲良くさせていただき、自分の世界をググーっと広げていただいた。新しいことを知れるのは、本当に楽しい。
その中で最も衝撃を受け、なおかつ自分の住んでいるフィールドにマッチしていたのがシーカヤック。なにせ海まで下道で30~40分、思い立ったら海に行ける環境を最大限に利用しない手はない。
市販のバイクラックが軽トラの屋根と、まさかのぴったり高さ。これからはカヤックラックとして活躍することが確定。
海でも漕ぐ
しかしながら、私が自転車の人っていう「出来上がってしまったキャラ」は外せない。そこでパドルで漕ぐ一般的なカヤックではなく、足漕ぎ式のカヤックを入手。足漕ぎ式と言っても、観光地にある鳥型のアレではない。本気で釣りするためのカヤックなのだ。
足漕ぎ式のカヤックを手に入れ、大航海時代に突入することになった。
シロウトでも脅威の機動力
これまでに何度かパドルで漕ぐカヤックには乗ってきたが、いつも他のメンバーから遅れていた。それをいつも申し訳なく思っていた。それが足漕ぎ式にしたらどうだ、プロガイドと並走(並進?)できるではないか!腕よりも圧倒的に力の強い脚力を利用しているので、息もたいしてあがらない。なんという衝撃だ…
ふと思った。これ、自転車でも同じではないかと。すでにスポーツバイクに慣れ親しんでいる人々が、スポーツバイク購入したばかりの人をライドに誘う。その人を楽しい世界に導くつもりが、上り坂のたびに何分も待ってくれることを申し訳なく思い、次回のライドに参加しづらい空気感をいつの間にか作り出している…
その壁を乗り越えられるのが、自転車ならE-BIKEかもしれないし、カヤックなら足漕ぎかもしれない。
プロに教わる意味
今回、いまさらだが初級講習を受講した。特に教えてもらいたかったのは、転覆後の再乗艇。これができないのにカヤックに乗るのはあり得ない。自転車で言うとダンシングあたりだろうか。
今回はカヤックのインストラクターをされているサニーコーストカヤックスさんに指導してもらった。こういうものは、プロに指導してもらうに限る。もちろんyoutube等で予習してから臨んだが、動画では絶対に伝わらない微妙なニュアンスのようなものが得られるからだ。特に、自分のカヤックに適したやり方を教えてもらえるのは大きい。
どうやら私は、一生漕ぎ続ける人生なのかもしれない。