レストア進行中

往年の名バイク、レストア依頼で入庫。

アメリカ製だったころのキャノンデール。これを処分するところだったというのだから、もったいない。直して乗りましょう、と提案。

まずは完全分解して洗車。洗車すると、コンディションがよくわかる。

前後バラバラで洗車できるのは、MTBならでは。

とにかく洗う。レストア作業のほとんどはクリーニング。

スプロケも完全分解。昆虫の標本みたいだ。

ハブも分解してグリスアップ。

ベアリングが錆びていなくて一安心。買いっぱなし、乗りっぱなしだと、かなりの確率でベアリングがダメになっている。カートリッジベアリングだと交換で復活できることが多いが、そうじゃないタイプはハブごと交換になる。

そうならないように、ねじを戻したらグリスがはみ出てくるぐらいの量を盛っておく。

このあとディスクブレーキに変えてしまうので、リムを研磨する必要はない。

でも、「自分がこうされたら、嬉しいな」という想い。

撮り方マジック！(笑)　手がガサガサになった分だけ、綺麗になる。

フロントディレイラーの裏側も、なんとかしたい。

指が入らないので、なかなか手ごわい。

長年使っていないシフトレバーだと、中のグリスが硬くなって変速しない。ここは念入りに分解洗浄。

新しいグリスを入れ、パチッパチッという軽快なシフト感が戻った。

写真を並べるとあっという間に見えるのが、なんとも苦笑い。