I am LOGAN
世間的には年の瀬が迫っているが、私には寄る年波が迫っている。
ローガンが加速している。ここ1年で、メガネのレンズを2回換えたほどだ。自転車で走るとき、これまでは使い捨てコンタクト+サングラスだったが、コンタクトでは近いものが見ずらくなった。
スピードメーターを見るたびに、コンタクトをはめたり外したりするわけにはいかない。度付きサングラスという選択肢もあるが、ローガンの進行を考えるとコストがかかりすぎる。必然的に普段のメガネで走るわけだが、今度は風が目に入って涙がチョチョ切れる。
そんなとき、ふと目にしたのがTALEX(タレックス)のオーバーグラスの広告。オーバーグラスとは、メガネの上からかけられるサングラスのこと。google先生は個人の嗜好をなんでも知っている。恐ろしい~
実は、釣り用としてタレックスのクリップオンタイプ(メガネのレンズに挟み込むタイプ)を使ったことはあったが、重くて頭が痛くなるのでほとんど出番はなかった。ところが最近のオーバーグラスは超軽量らしい。これは試してみたい、となった訳である。
いつもお世話になっている伊勢メガネさんが正規取扱店だったので早速おじゃま。
「これ試着用のサンプルなので、よかったら数日間使ってみませんか」
という神対応。試さないとわからないし、試して納得してから買いたいのがユーザーの心境。遠慮なく1週間もお借りして、じっくり使ってみた。借りたのはEM6-D0301。
ちょうどその時、SNSでSWANS(スワンズ)の中の人が「ウルトラレンズがドライブに最高」との投稿。気になって調べてみると、オーバーグラスがある。最近は長野へのロングドライブが多いので、これもポチって比較してみた。
【重量】
タレックス 30.4g。
スワンズ 33.9g。
たった3.5gだが、予想以上に違う。重量のバランスポイントも違うのか、体感的にはあきらかにタレックスが軽い。
【ホールド感】
スワンズのほうがテンプルの締め込み感がありずれにくい。タレックスは緩い。ただ、どちらもホールド性に全く問題はない。というか、オーバーグラスが暴れるぐらいの状況だったら、コンタクトレンズじゃないと無理。
これは上から見た図
【クリアランス】
どちらも眉や頬とのクリアランスはタイトだが、触れてしまうほどではない。風を巻き込まないので、涙のチョチョ切れから解放された。
これは下から見た図
サイド部の違い
【視界の広さ】
さすがに視界の広さは純然たるサングラスに負けるが、私の用途としては必要にして十分。どちらも視界に大差はないが、クリア系フレームはNG。フレームで屈折した光が視界に入る。
【視界のクリアさ】
どちらも偏光レンズなので、裸眼よりも圧倒的にクリアな視界になる。近い色合いで比較するために、手持ちのアクションコパー(タレックス)とスワンズのウルトラレンズを比較してみたが、タレックスのほうが見えた感じの鮮明度が高いと思う。(あくまでも個人の印象)
【選択肢の多さ】
タレックスは正規取扱店で購入すると、好きな色のレンズをいれることができる(スワンズは未調査のため不明)。私は濃い色のレンズ(トゥルービューフォーカス)に変更。なんと差額なしだった!
【価格】
タレックスは19800円(税込)、スワンズは12100円(税込)。どちらも送料無料。
【総評】
性能重視ならタレックス、コストパフォーマンスならスワンズ。そして「最近のオーバーグラスはメガネをメインで使う人にも十分アリな選択肢」だと思う。
ただでさえおいしいファンタジスタのピザが、偏光レンズを通すとさらに色鮮やか、さらにおいしく見えました。