ヒロシゲ・ブルー
弊社プレスリリースで既報の通り、長野県で自転車を活用したツーリズムのお仕事をさせていただいている。
今回は東信州の旧中山道エリアの良いところを、インバウンドツーリストに向けて発信するというもの。なので、あらためて「日本らしさ」とは何か、を探すことからスタート。
それにしても、知らない街を自転車でブラブラ走るのは、発見があって本当に刺激的。自分はまだ「自分の住む国のことを、これっぽっちも知っちゃいない」ということを痛感。
こういう街ブラにはMTBが最適。効率の良い移動が目的ではないので、そもそもスピードが不要。ロードでは速すぎ、クロスバイクでギリギリ。そして
「この細道、行ってみようか」
と入った先が田んぼのあぜ道、なんてのはざら。でもMTBなら
〇急な未舗装路でもまったく心配不要
〇降りて観光するのでフラットペダル必須
〇キックスタンドがあると最強
となる。
インバウンド目線で中山道をブラブラすることしばし、素晴らしい風景に遭遇。
加工無しでこの色。SIGMA DP2 merillだからか?
ここは笠取峠。きれいな松並木が保存されている観光名所。しかし、本当はこれで有名。
出展:wikipedia
あの歌川広重が描いた世界が、数百年の時を経てなお眼下に広がる。おりしも、雲一つない青天。ヨーロッパの印象派が「ヒロシゲ・ブルー」と絶賛した、まさにあの青。
江戸時代の街並みや建物は全国各地でよく見るが、浮世絵の世界がそのまま残っている場所は、そう多くはないだろう。笠取峠のヒロシゲ・ブルー、一見の価値あり。