あえて教えない、というスクール
MTBの学校、おかげさまで毎回10名ほどの参加者があります。保護者の方も一緒に走る(でも口は出さない←ここ重要)ので、総勢はもう少し多く15名ほどでしょうか。遠方から体験参加してくださる方も多く、上手な子から初めての子まで様々なレベルの子どもたちが混在しています。
そんな私たちのスクールで大事にしていることは、「やって見せるけど、具体的なやりかたは教えない」というスタンスです。
先生たちは常にウィリーしたり、飛んだり跳ねたりしていますが、やりかたは教えません。でも、それを見て、試行錯誤して、なんとなくできるようになっていく子どもが多いです。
2~3週間前にムリヤリ引き上げて飛ぼうとしていたこどもが・・・
何も教えなくとも、身体が伸びて良い感じのフォームになりつつあります。
極めて大事なのは、遊びなかにこそ本質があるのです。
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“教えない”早期教育を脳科学者らが勧める理由
全国各地で子ども向けのスポーツ教室(サッカー教室とか、野球教室とか、自転車教室とか)をやっていますが、自転車となると走る・投げる・打つといった基本的な動作が何も含まれません。はっきり言って、そればかりしていると自転車以外のスポーツは何もできない子どもが育つリスクがあります。特にロードやトラックしか乗っていない場合は、その危険度が加速されると言っても良いでしょう。
子どもは、野原に放ちましょう。
今はそのスポーツを専門にやっている子に勝てなくても、成長期に入ったら逆転します。それまでに蓄積した、引き出しの数が違ってきますので。
こういう雑多な遊びの中にこそ、本質が宿ります。