ある、旅の終わり。
長く続いたクリート位置調整デバイスの旅を終えた。私のイメージに最も近いデバイスに出会ったからだ。
このデバイスのすごいところは、クリート位置をちゃんと足圧中心で考えられるところ。足圧中心を基準点にして、レーザーを当てればよいのだ。母趾球ばかり見ている従来のセッティングとは、明らかに一線を画している。
そして、もう一つ素晴らしいことがある。その位置を寸分違わずクリート位置に反映することができるのだ。これまでのように、シューズを脱いだり履いたり、ペダルに入れたり外したりを繰り返さなくても良い。これを画期的と言わずして、なんと言おう。
「わたしのクリート位置、こんなに違っていたんですね!」
フィッティングされる人も、見て確認できるので、安心。
しかし、一つ問題点が。クリート用のねじ穴が踵側に寄っているメーカーが多い。flascoに来れば、どのメーカーのシューズが日本人の足でもクリート位置出せるとか出せないとか、本音を言います。聞きたい人は、シューズ持って調整に来て下さい。本当に重要な情報は、ネットでは得られません。
それともう一つ。適正サイズより大きなシューズを使っている人が多い。サイクリングシューズは歩くシューズと違って捨て寸が要らない。捨て寸とは、靴を履いたときのつま先と靴の空間のこと。捨て寸が要らないってことは、つま先までフィットしたシューズで良いのだけど、ついつい歩く靴の基準で選んでしまっているようだ。ペダリングを観察していると、捨て寸の分だけ足がつま先側に移動しているのがわかる。靴ぐらい店員に聞かなくても試着すればわかる・・・と思ったら大間違い。ちゃんと店員に相談しましょう。
クリート調整費用は3500円(税別)。所要時間はおよそ30分。flascoのフィッティングを受ける方には、自動的にこのサービスが付属します。
お店やチームへの出張も承ります。お気軽にご相談下さい。