史上初・通学車フィッティング
初めての通学車フィッティング。と言っても、うちの子どもだが。親バカ度120%。
本人曰く、サドルが低い・ハンドルが近い気がするとのこと。これまで何度かサドル高さは調整してきたが、なにしろ中学生だ。成長期真っ盛りである。いい機会なので、フィッティングしてみた。
身長も伸びていたが、腕も長くなっていた。両手を広げた幅を「指極」というが、一般的には身長とほぼ同じ長さ。うちの子どもは身長+8cmもあった。そりゃハンドルが近いと感じるわけだ。
ということで、ステムフィッティング。このステムは本当に優秀。ほんの2~3秒で、ステムの長さも角度も変えられる。この「自転車を降りることなく、数秒で変更できる」、しかも「いつも使っているハンドル回りのまま」で。この「ハンドルバーとブラケットの位置関係がいつも通り」というのが極めて重要。純粋にステムの変更だけに感覚を集中することができるからだ。大型のフィッティングマシンも同じことはできるが、ハンドルの形状やバーテープが自分のものと同じであるケースは稀。感性工学的にはバイクに触れるポイント(human-machine interface)はコントロール感覚に大きく影響を及ぼす可能性が高いため、ここは極めてセンシティブに捉えたほうが良い結果が得られる。
https://youtube.com/shorts/mRZkGCfGly8
まずは、これまでついていたステムを再現。完全に手が余っている。ここから長さと角度を調整して、いちばんしっくりくるサイズを確定。結果、80mm→100mm、+16度→+6度へ。アップライトな姿勢から、低く遠いポジションへ。成長+部活動で体幹も強くなったようだ。きっと通学時間も短縮されるだろう。
ハンドルポジションがしっくりこない方、ぜひ一度お試しあれ。