自転車で、旅を楽しむ
2019年度に長野でがんばってきたお仕事が、ついに結実。
今回のお仕事で特に注力したのは、自転車に興味のない人々に、自転車を使った旅の良さを伝えること。自転車を使った「旅」の良さです。自転車旅の良さじゃないですからね。ここ重要。
昨今のサイクルツーリズムブームに乗ってあちこちでいろんな提案が出されているが、ほとんどが「自転車を楽しむための旅」。それはそれで大きな意味があるが、自転車業界を活性化させていくためには、もっと「非サイクリスト層」を取り込んでいかなくてはならない。なにしろ、サイクリストと旅行者では母集団の大きさが桁違い。そのためには「旅を楽しむための自転車」という発想の転換が必要。
そういう意味では、e-bikeの可能性はすごい。今回の長野県でもe-bikeに試乗した女性がポロリ。
「人生で初めて、自転車が楽しいと思った」
極めつけは
「もっと坂いきたい」
・・・これ、いわゆるガチなクライマーの言葉ではない。日ごろ自転車に乗らない女性の言葉なのだ。ほとんどの人が大嫌いな「自転車+坂」を楽しいもの・チャレンジしてみたいものに昇華させ、行動変容を起こさせているのだ。これこそが、e-bikeのもつ真の性能と私は考える。
かといって、すぐにe-Roadだ、e-MTBだというのは早計。e-クロスバイクすら早い。なにせ、彼ら彼女らはスポーツ性能を求めていない。求めているのは「充実した旅」なのだ。そのあたりの想いを記事にまとめていただいたので、ぜひご一読ください。
芦田宿~和田宿の間にある笠取峠。広重の浮世絵と同じ風景が残るのは、おそらくここだけ。
まさに、このイメージのまま。
旅は道連れ世は情け~ ごめんなすって!
ファットバイクのe-bikeはここで借りられます。